赤ちゃんの窒息対策どうしてる?

赤ちゃんと過ごす『安全な環境づくり』とは?

赤ちゃんの成長は喜びに満ちたものですが、その代わり、安全面の注意も欠かせません。

特に窒息事故は、予期せぬ瞬間に起こります。ほんの少しの物でも窒息の原因となることがあります。

 

赤ちゃんの窒息は、安全な環境づくりと見守りで予防できるケースが多いです。これらのリスクを事前に把握し、安全な育児環境を整えましょう。

1.硬めの寝具を使う

赤ちゃんが使うマットレス・敷き布団・枕は硬めの物を選びましょう。柔らかい寝具は、赤ちゃんがうつぶせになってしまった際に、顔が埋まってしまい窒息してしまう可能性がある為、硬い寝具が推奨されています。

【赤ちゃんと一緒に寝る際の窒息リスク】
●圧迫のリスク
大人が寝返りを打った際、赤ちゃんに圧力がかかり、呼吸が妨げられる可能性があります。

●マットレスのすき間
眠っている間にマットレスのすき間に埋まってしまい、窒息するケースがあり、注意が必要です。

● 柔らかい寝具
大人用の柔らかい布団や枕は赤ちゃんの顔を覆いやすく、窒息の原因となります。

●体温調整の難しさ
大人と一緒に寝ることで、赤ちゃんが過熱状態になることがあり、呼吸不全の一因となることがあります。

●不適切な姿勢
赤ちゃんがうつ伏せになったり、頭が沈み込むような寝具で寝ると、窒息リスクが高まります。

 

2.重い掛け布団は使わない

掛け布団は赤ちゃんの動きを妨げてしまい、窒息するリスクがある為、使用は避けましょう。冬場は掛け布団よりも、スリーパーなどの使用がおすすめです。

 

3.1歳頃までは仰向けで寝かせる

赤ちゃんを寝かせる際には、仰向け寝が推奨されています。特に1歳未満の赤ちゃんに、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを軽減するために重要とされています。横向き寝もうつぶせ寝と同様にリスクがあるので、できる限り仰向きで寝かせましょう。

4.暖めすぎない

体温調節が未熟な赤ちゃんは、温度の変化に敏感で、暖めすぎると過剰な体温上昇が起こります。 新生児突然死症候群(SIDS)のリスクを高める可能性があるため注意が必要です。

赤ちゃんが暖かすぎる場合、次のような
サインが見られることがあります。
・汗をかいている
・顔が赤い
・赤ちゃんの顔が赤い
・ぐずりやすい(暑さで)

◆暖めすぎを防ぐ工夫◆
(1) 夜間のチェック
寝ている間も赤ちゃんの背中やお腹を触って確認しましょう。

(2)頭を涼しく保つ
赤ちゃんは頭から体温を放出します。寝るときは帽子はかぶせず、
通気性の良い枕の使用がおすすめです。

(3) 外出時の工夫
冬場の外出時には、寒さ対策として手の厚い服を着せますが、室内に入ったら必ず服を脱がせ、体温調節を行います。

 

5.寝具の近くにぬいぐるみは置かない

赤ちゃんは眠っている間に寝返りや、ずり上がったりする為、ぬいぐるみやおもちゃは、赤ちゃんの顔に被さると、鼻や口を塞ぎ、息苦しさを感じる可能性があります。特に新生児や月齢が低い赤ちゃんは、自力で物を動かすことが難しいため、あらかじめ赤ちゃんの周りには何も置かないようにしましょう。

《 呼吸する枕で窒息事故を予防! 》

ジオピロー本体は複数の層からなる3Dエアメッシュ構造によりクッション性を保ちながら高い通気性を実現しました。枕カバーもメッシュ生地を採用し、頭のムレや湿気がこもらず快適な睡眠環境を整えます。

 

赤ちゃんの誤飲・誤えんによる窒息事故

赤ちゃんが窒息する原因は、眠っている間以外にもさまざまな要因があります。

赤ちゃんが誤飲してしまった場合、迅速で適切な対応が重要です。以下に、誤飲時の対応手順と注意点をまとめました。

【誤飲したものを特定する】
・窒息しているか確認:咳をしている、息が苦しそう、青ざめている場合は緊急性が高いです。

・何を飲み込んだか特定:食べ物、小物、薬品などを確認します。
・危険物(ボタン電池、磁石、鋭利なもの)は即座に対応が必要。
・食品や小さいおもちゃであっても、喉や気道を詰まらせる場合があります。


●病院への相談・受診のタイミング
以下の場合はすぐに医療機関を受診してください
・誤飲物が特定できない。
・呼吸困難や咳が止まらない。
・ボタン電池、磁石、鋭利な物、薬品を飲み込んだ。
・嘔吐や発熱など異常が見られる。


『 予防策ポイント 』
◆小さな物は赤ちゃんの手の届く場所に置かない。
◆おもちゃの年齢表示を守る。
◆赤ちゃんが遊ぶエリアを定期的に点検し、小物が落ちていないか確認する。

カーテンや衣類の長い紐、充電ケーブルによる窒息

赤ちゃんにとってカーテンや紐類も大変危険な要素となりえます。特に窒息や首が絡まる事故につながる可能性があるため、注意が必要です。

カーテンや紐類が引き起こす危険
・首に絡まるリスク
カーテンのタッセルやコードが赤ちゃんの首に絡むと、窒息につながる恐れがあります。赤ちゃんは自分でほどくことができないため、短時間で重大な事故が起こる可能性があります。

・ 転倒や落下のリスク
カーテンや紐を引っ張った際にバランスを崩し、転倒したり家具から落下する危険があります。窓際にいる場合、窓からの転落事故の引き金になることもあります。

『 予防策ポイント 』
◆コードを短くする:コードを短く束ねるか、専用のクリップで固定しておきます。
◆手の届かない場所に固定する
コードを壁に取り付けることで、赤ちゃんの手が届かないようにします。
◆コードレスのカーテンを使用する
コードがないデザインのカーテンに切り替えることも有効です。
◆紐付きのおもちゃを避ける
長いストラップが付いているおもちゃは与えないようにします。
◆衣類の紐や装飾品を確認する
赤ちゃんの衣類に付属する紐やフードのストラップを取り除きます。
◆よだれかけの紐を避ける
マジックテープやスナップボタンで留められるものを使用する。
◆家庭内の紐類を整理する:靴紐、充電ケーブルなどの紐も赤ちゃんの手の届かない場所に片付けます。

 

赤ちゃんの安全策を家族で共有し、最適な方法を選ぶことが大切です。一人ひとりの赤ちゃんに合った最善の環境を整え、家族全員が安心して過ごせるように心がけましょう。赤ちゃんの安全は親の愛情と配慮によって守られます。一瞬一瞬を大切にしながら、健やかな成長を見守っていきましょう。

 

ブログに戻る